200913.log
今日はインプットとアウトプットが両方できた日でした。
まずインプットしたのは、これからは人間中心設計の時代であるという事。
デザインマーケティングの教科書ではマーケティングの歴史とデザインの歴史から入り、現代のデザインの在り方にまで話を繋げている。
デザインと聞くと、最初に思い浮かべるのは何かのイラストだったり、インテリアだったり、芸術的な何かを思い浮かべる人が多いだろう。実際は私もそうだった。
個人的な趣味や志向を反映させたものなのだと思っていた。
しかし、本書で書かれているのは「人の行動のデザイン」。現在のマーケティングは製品やサービスの「物質的価値」によって左右されるものではなく、「経験価値」や「感情価値」によって行われているという。最近よくきく「コト消費」と同義のことだ。
そのため、デザインもアーティスティックなものではなく、顧客に与える「経験」や「感情」を最大化させるためのデザインとなった。
人の感性は数値化されておらず、正確に論理的に最適解を見つけ出すことはできないと思っていたが、最近はデザインにも統計学が適用されているということで、イメージをAIに伝えたらそのイメージを最も上手く表現するデザインを提案してくれるそうだ。時代の進歩はすごい。
少し話は逸れたが、現在ではデザインの定義は物質的なものに止まらず、サービスの設計という広義的な意味を持つようになった。
私の職場にはかつてHCD(人間中心設計)の資格を持った先輩がいたが、私はその先輩を非常に尊敬していた。
私は結構なガジェット好きだし、新技術が好きだが、その技術をどのように広めるかはHCDができるかどうかにかかっているという事を、仕事を通じて大きく実感していたからだろう。
人間中心設計というのは、非常に事細かであり現実に基づいており、そのくせ数字から離れている。だからこそ、私はそのような思考を学んでも良いのかと感じた。
詳細は分からないが、これから少し調べて興味がわいたら実施してみようと思う。
一方で、アウトプットしたのは自分の価値観についてだ。
なぜここに興味を持ったのかというと、上記の「デザインマーケティングの教科書」で「ジョハリの窓」という概念を知ったからだ。
ざっくりいうと、人間は以下の4つの自己を持っている。
・自分は知っており、相手も知っている自分 = 開放の窓
・自分は知っており、相手は知らない自分 = 秘密の窓
・自分は知らないが、相手は知っている自分 = 盲点の窓
・自分は知らないが、相手も知らない自分 = 未知の窓
この「開放の窓」を他人と共有していればいるほど、コミュニケーションの齟齬はなくなり、他の人が親密性を抱きやすいとも言われる。
しかし、私は開放の窓は小さい。なぜか考えた時、秘密の窓も小さい、つまりは自分を知らないからだと考え至った。正確には知っているがきちんと自覚していない。
そのため、ネットで出てきた「6つの質問と10個の価値観」をやってみた。
結果、思ったよりも自分の欲求が顕在化されてびっくりした。
結論からいうと、私はずっと「味方が欲しい」「守って欲しい」という欲求があった。
私の親は子供に無関心で、泣いても心配されて話を聞いてもらった経験はなく、頑張っても褒められた経験もなかった。おかげで私も人への関心の示し方が分からなくなった。
また、日常的に無関心であっても100歩譲って許せるが、自分が辛い時にも無関心で居られたことはダメージが大きく、「助けて欲しかった」と思うことが多くあった。
そのことに今まで全く気付かなかったけど、思い返すと自分が思っているより自分の心にダメージを受けている事に気が付いた。
そのため、人に対して警戒心を持って接してしまうし、社会人になっても自分を裏切るような上司に対して酷くストレスを感じてしまう、中々人を信じられないと感じてしまう。
それは、10個の価値観にも反映されている。
1:家族:愛に満ちた家庭を築く
2:真実:自分が正しいと思う行動をとる
3:成熟:精神的に成長し成熟する
4:芸術:身の回りの美しいものを楽しむ
5:笑い:人や世の中のユーモアな側面をみる
6:知識:価値のある知識を習得したりアウトプットする
7:余暇:自分の時間をリラックスして楽しむ
8:目的:人生の意味や目的をもつ
9:独立:誰かに依存しない
10:寛容:他者を受け入れる
自分が愛されなかったから、自分が愛せる家族が欲しい。
自分の味方になってくれる家族がいなかったから、お互いの味方になれるような家族が欲しい。
私の親には子供を守る気持ちも、強さもなかったから、自分は自分のことも、誰かのことも守れる強さが欲しい。
人生はどうしても、汚く辛い事に目がいってしまうけど、美しいものや面白い事を日々見つけて幸せに生きていたい。
そして私は技術系が好きなので、この世界を発展させてきた大いなる知識に畏敬の念をもち、プロとかにはなれなくても、きちんと知っていたい。
人生の意味は今は分からないけど、自分が満足できる、意味があったと思える人生にしたい。
私はできた人間ではないので、他者を幸せにするなんて、大それた夢を抱くことはできない。ただ、自分の幸せと、自分の愛する人の幸せを作れる人になりたい。
そんな事を思った1日でした。
少なくとも、自分の行動に後悔がないか、
それを自分に問いかけながら生きて行こうと思う。
ーー昨日やったこと
・うなぎを食べる
・歯医者にいく
・模様替えをする
・はるきとしゃぶしゃぶをする
・ボヘミアンラプソティをみる
・ナイトオンザプラネットをみる
ーー今日やった事
・ガーリックトマトチーズトーストを作る
・鳥たちのカゴをベランダに持ってきて日光浴させる
・ベランダで「デザインマーケティングの教科書」を読む
・Daigoの「自分を知る6つの質問と10この価値観」をやる
・ソルロンタンを作る